- 東京都が配達員の背番号義務化を
- 各事業者や協会と協議する
- 準備段階に入っている模様!
ついに!という感じですが、配達員からしたら結構ツッコミどころが多いです。というか問題点だらけかなと思います。
そこで、今回はこちらのニュースについて、配達員目線で意見を述べたいと思います。
管理人はUber Eats (ウーバーイーツ)で700件以上配達し、高評価100%の配達員です。
背番号で配達員の識別は難しいと思う理由
Uber Eats (ウーバーイーツ)などの配達員を背番号で管理するのは難しいと思います。
- ウーバーのバックを背負っているからといって、必ずしもウーバーイーツ配達員とは限らない
- デリバリーサービスを複数掛け持ちでやっている配達員もいる
- 配達員は直接雇用ではなく業務委託であること
以上、3つの理由から難しいと感じます。
1つずつ解説していきます。
ウーバーのバック≠ウーバーイーツ配達員
まず、ウーバーイーツのバックを背負っているからといって、必ずしもその人がウーバーイーツ配達員とは限りません。
なぜなら、各種デリバリーサービスで配達バックの指定はされていないからです。
例えば、ウーバーイーツのバックを背負って、出前館の配達を行うこともできます。
出前館ではロゴ入りバック等も用意していないようです。
なので、バックに背番号をつけても、どこのデリバリーサービスの配達員なのか、見極めるのは困難なので意味がないように感じます。
複数掛け持ちで配達員として働いている
配達員の中には、デリバリーサービスを同じ時間に複数掛け持ちで行っている人もいます。
なぜなら、デリバリーサービスの乱立により、配達依頼が各デリバリーサービスに分散するようになったからです。
配達員は注文が来ない状況を避けるために、複数のデリバリーサービスをオンラインにしています。
わたしもウーバーイーツとmenuをW稼働していたことがあります。
この場合、どのデリバリーサービスの背番号を掲げればいいのでしょうか?
全部の番号を背負う必要があるならば、余計混乱を招くと思います。
直接雇用ではなく個人事業主
ウーバーイーツなどの配達員は、直接雇用されているわけでなく、業務委託されている個人事業主です。
なので、業務の裁量は個人に大きく任されています。
その個人事業主に対して、どこまで踏み込んだ義務化を求めることができるのか疑問です。
背番号着用を義務付けるために必要だと思うこと
背番号で配達員を管理するのは現状難しいなと思いますが、これをやれば実現可能ということも述べたいと思います。
日本デリバリーサービス協会で配達員を管理する
先述した通り、配達員は各種デリバリーサービスを兼業し、配達バックも自由に使っています。
各社がそれぞれ配達員に識別番号を与えると、余計な混乱を招くだけです。
なので、日本デリバリーサービス協会に所属している13社が一致団結して、統一した番号を配達員に与えることができれば、背番号着用義務化も問題なく導入できると思います。
いっそのこと、注文リクエストも全社同じアプリからくるようにしてくれと!いうのが配達員の本音です。笑
13社それぞれ競合他社なので、折り合いをどうつけるかが大きな課題ですね。
まとめ:背番号着用義務化でマナーの悪い配達員は淘汰されていく流れ
今回は「東京都がウーバーイーツ配達員などの背番号着用義務を各社に申請準備中」というニュースをみて、一個人としての意見を述べてみました。
わたし個人としては、配達員の背番号着用義務化になんら異議はありません。
マナーの悪い配達員が淘汰されるなら、むしろ歓迎といったところです。
真面目に配達している人には何ら影響ありませんからね。
ただ、余計なトラブルが増えたら嫌だなとも思います。
例えば、他の配達員を蹴落とすために、虚偽の危険運転報告をするとかですかね。
配達員の注文争奪戦はわりと熾烈なので、全然起こりうることだと思います。
今回は以上です。
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